どうも!鈴木さん宅の多摩です!
今回は、和歌山県御坊市の下楠井漁港での釣りをして来ました!思わぬ大物が掛かりましたので、ストーリー仕立てで紹介します!
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6月2日--釣行は突然だった。
大阪の知り合いが、突然休みになったので釣りに行こうとLINEが入った。
予定は土曜日。
天気も悪くないし、丁度釣りに行きたかったから、いいよと返事をした。場所を聞くと、和歌山県御坊市にある下楠井漁港。
(名古屋から)かなり遠い…(⌒-⌒; )
更に帰って来たのが
『今日の夜やろう!』
おいィィィ⁉︎急だな⁉︎(ーー;)
何狙うか聞くと、
"ハタ狙ってみたい"
今、何て言いました?
ハタ⁉︎
やった事無いよ〜(><)
仕方ないので、用意して行きましたよ。
タックルはシーバスロッドと鱒レンジャー(小物用)
餌は事前に用意したイカ餌と市販のきびなご餌。
※イカ餌の作り方
用意する物
【餌】
イカ・・・適量
【漬け込み液】
味醂・・・適量
味の素・・・大さじ1位(適量)
砂糖・・・大さじ1位(適量)
ボール※水切り出来れば良いかも。
①小ぶりのイカの下処理をする。
※胴体とゲソは分といた方がいいかも?実際、胴体の方が食いが良かったです。
※そのまま漬けて、釣り場で切ることも良いですが、手に匂いが着きます。
②小ぶりのヤリイカに味醂、味の素、砂糖(今回は黒砂糖)をボールに入れて一晩漬ける。
③翌日、余分な漬け込み液を含めて、捨てる。
④冷凍しても、問題ありませんでした!
※きびなご餌は付け方を調べてからお使い下さい。結構取れやすいデス!
【きびなごの付け方例】
①きびなごの頭から針を通し、胴体に針を隠す様に付ける
②太刀魚テンヤ仕掛けを使うと、針金で固定出来るので、底や宙層狙いには良いかも!
…着いたのは、夜の七時半。どっぷりと夜の帳が落ちていた。
※夜明けの下楠井漁港
堤防の中腹当たりで、連れが待っていた。
※真ん中当たりです。
急いで、用意して釣りをする。
今回の仕掛けは、ボウズのがれLを使ったイカ餌で投げ釣りときびなごを5gのシーバス用ジグヘッドに付けてのルアー釣り。
※これのL size
※こんなんの使いました。
最初、きびなごを使ったルアー釣りをしたのですが、よくとれる(ーー;)
頭から通して付けたのですが、とれる(⌒-⌒; )
…諦めました。
次は、ぶっ込み仕掛け。餌は先程のイカ餌!
いざ、尋常に勝負!!!!!
ボウズのがれは3本針の為、各所にイカ餌を約1センチ角にハサミでカットして使用。それを湾内約2〜30m程投げて、ゆっくり待つ。
待ってる間、遮る物の無い夜空、釣り場の裏から聞こえる波の音と悍ましい程のフグの群れを横目に、竿に付けた鈴に神経を尖らせる。
そうすると、仕掛けといた鱒レンジャーが突然しなり、大きくしなり、震え出した。
『来たぞー!!!!!』
ツレと急いで、竿を引き上げるとかなりの重量…
ラインはPE1.2号なので、ライン切れは問題無い--しかし、なんだ?暴れてるが、無理やり引くと…
“え?アナゴ⁉︎マジで⁉︎”
釣り上げたアナゴも思わず凝視する。
互いにポカン。そこで、連れがポツリ、
『俺、アナゴ好きだから頑張れ^ ^』
おい待て⁉︎2匹目釣れと?お前が頑張れー⁉︎
そんな事言っても仕方ないので、仕掛けを作り直す。
釣れないだろうと思うと、釣れの仕掛けが何本も切られて、当たりが何度もあった。私の仕掛けも、他所見してる内に仕掛けを切られる事が多々あった。
"これは居る“
連れと私は、いずれ来るだろう2匹目をひたすら待った--その時は来た。
今度はジグヘッドにイカ餌を付けて放置していたシーバスロッドが、大きく反応する。ラインは先程より強いPE2号。先程と同様の強い引き。連れにタモを持ってもらい、頑張って引き上げる。
ようやくの2匹目。呆然としてる私をよそにいきなり連れがハイタッチ。
“しまった、貰う気満々だ⁉︎”
渋々、仕掛けを外し、活かしバケツに入れる。2匹上げた事を満足しつつ、お土産を増やす為にまた仕掛けを掛けるのだった。
夜の10時過ぎ。お昼から何も食べて無かったので、夜食休憩。
食べてる間も、仕掛けに動きがあった。連れのさおが擦れる音がする。急いで見に行くと、どうやら根に潜られているらしく、引き上げられない。
私は“ゆっくり引いて!”と声を掛けながら、引くも上がらず。進捗にテンションを下げたり、巻いてみたりしたが、上がらず、そのままラインブレイク。私達はまだ居る事を信じ、すぐさま仕掛けを直した。
…日付の変わる12時。ぼちぼち眠気が襲ってくる。未だ余力があったので、スマホを弄りながら、当たりを待った。しかし、連れは徐に自分のバックを肩に掛け、トイレに行く様なそぶりを見せる。だが、車が開けて、何かをしてる様だ。2回解錠のパッシングが暗闇の下楠井漁港に光る。
…だけど、戻って来ない。
“アレ?まさか、、、あいつ寝た⁉︎”
マジか、寝たのかよ。仕方ないので、明日のホテルをとりつつ、番を続けた。
それから20分。一度餌を付け替えて、そろそろと思った頃、いきなり鱒レンジャーの鈴が鳴った。私は飛び付き、合わせた。先程より重くはない。しかし、暴れる。そのまま引き上げると、長細い体躯。
“アナゴかな?”
少し食べれるとこが少ないのを悔やみながら、他の竿の仕掛けを見る。シーバスロッドは大丈夫だったが、連れの竿は根掛かりと切られていて、とても出来る状況では無かった。
そろそろ片付け様とすると、私達の釣り場より先の先端部分の釣り人が動きがあった。どうやら帰る様だ。声を掛け、話を聞いてみると、フグの大群に餌を取られて、粘ったけども諦めたそうだ。釣り人に断りを入れて、移動させてもらう。勿論、自分の荷物だけ先端に移動させた。そこで、明け方の3時近くになっていた。
私は眠気から、やっと車に戻った。連れはTwitterに勝手に寝た事を暴露されて、慌てて電話していた。それを尻目に『先端に移動したよ』と声をかけた。少し驚いている様で『明日、朝4時にやろう!』と返ってきた。思わず、にっこりと『嫌です』と5時まで寝ると釘を刺して、やっと一日が終わった。
•••しかし、四時に起こされた。釘は刺さってなかったのか?寝起きが悪かったので、直ぐに追い返す。どうやらあの後、場所を移動させて、今までやっていた様だ。元気な奴である。引き続き、
ふぐの大群に襲われてる様だが、持参していたシラサエビでカサゴ数匹を上げていた。私は、約束通り5時迄寝る事を伝えると、渋々釣り場に戻っていった。
…少し寝ただろうか。先程より外の明るみが増し、ぼちぼち釣りに戻れる頃合いとなって来ていた。
私は先程の場所に戻ると、自分が竿を置いて、陣取っていた場所で、釣りをしている連れがいた。少し頭を抱えたが、竿を取り、ブラクリ仕掛けでカサゴを狙う。
朝になっても、ふぐは群れを成していた。落とし込もうと、昨夜のイカ餌を落とすも、直ぐにとられていく。
※朝の小物釣り
昨夜と違い、イカ餌の残りは勿論、きびなごを切って、落としていく。
※これの赤も用意しました。
すると、直ぐに餌が無くなる。盗られたか?また付けるも無くなる。それを繰り返すと、ふぐが掛かる。その間にも、シラサエビを使う連れはカサゴをポンポンと上げていく。消波ブロックの合間から穴釣りで大きめのカサゴをあげたりと、昨夜と違って、楽しめている様だ。私はというと、眠気からの呆けと暑さから、昨夜よりも釣りをする気が薄れていた。それでも、シマイサキとベラを上げ、お土産にした。
※釣果一覧です!
朝9時。そろそろ上がろうと連れが言う。了解すると、そそくさと片付けを始めた。流石に2回に分ける程の大荷物。お互い渋々2往復する。粗方大きな荷物は運べたので、お土産の仕分けを始めた。今回持ち帰るのは、クロアナゴ、シマイサキ、ベラと連れが大型のハゼを分けてくれたのと、お土産を〆てくれた。
近くのコンビニまで移動し、各々の支度を済ますと、そこで別れた。そして思った。
“当面、一人で釣りやろう”と。